昔のLinuxのフロッピーを整理していたら、なんと、xiafs形式であった。初期のlinuxでは、もっとも読み書きが速く、使いやすいファイルシステムであったが、kernel2.1で省かれており、現在のDebianでは読むことができない。
しかたないので、slinkのCDイメージを探すと、ドイツ語版しかなかった。JaとNeinしかわからないが、とりあえず休眠中のPentiumIIIマシンに何とかインストールした。やっとxiafsが読めたと思ったら、ディスクのumountがうまくできない。
インストールに失敗したかとかなり悩んだが、どうもドライブの故障らしい。ネットで調べると、DISK CHANGEの信号線は壊れやすいとのこと。
ドライブを変更して、無事読めるようになったが、どうもエラーで読めないディスクがある。当時、1.7Mフォーマットを使っていたのを思い出し、カーネルを確認。drivers/block/floppy.cをみると、うれしい事にfloppy_typeでちゃんとサポートが残っている。メジャー番号は2、マイナー番号はfloppy_typeの4倍の76となるので、デバイスファイルを作成する。
# mknod /dev/fd0u1743 b 2 76
# mount /dev/fd0u1743 /mnt
これで、大丈夫かと思えば、やはり一部にリードエラーが出る。83シリンダ、2ヘッド、21セクタの形式なのに、交換したドライブがいわゆるオーバートラックに対応していなかったためのようだ。再びドライブ交換でやっと解決した。
便利なものでも標準でないものは、使用すべきではないと痛感したが、linux 0.99時代を懐かしく思い出した。
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