Machintosh Classic Revive

久々に火入れをしたら、起動音がせず、画面は市松模様になった。
開けてみると、リチウム電池液漏れし、電池ソケットが壊れている。
新しいリチウム電池(420円)を購入し、ソケットを修理したが状況は変わらない。
調べてみると、マザーボードの電解コンデンサは以前に修理した時に交換していたが、未交換の電解コンデンサの一部が液漏れして、一部パターンを破損している。ニッパでコンデンサを取り除き新しいものに交換したが状況は変わらない。
HDDの電源ケーブルで電圧を確認すると、マザーボードを未接続の状態に比較して、接続した状態では電圧が激降下している。マザーボードのショートではなさそうなので、電源周りのコンデンサがおかしいようだ。
ブラウン管回りの分解が必要なのでためらっていたが、さらなる解剖に進んだ。
カソードの電極は差し込んでグルで止めてあるだけなので、簡単に外れる。アノードボタンは二股の接点が開いて引っかけてあるので、閉じると抜くことができる。
アナログボードの電解コンデンサをすべて交換した。コンデンサは、整流部分の220μFの2個を除くいて85℃品ではなく、105℃品を選択したが約3000円。1000μF10Vがなかったので、16Vで代用した。
Bomarc Serviceの回路図で確認すると、アナログボードは初期型のようだった。
https://www.macintoshrepository.org/25838-bomarc-services-reverse-engineered-68k-macintosh-schematics-m0001-plus-se-classic-ii-color-ii-iici-iicx-iifx-iisi-lc-ii-iii-quadra-840av-

以上の処置で無事起動音がして、起動した。
今回、リチウム電池は緑になったが、赤いやつ(Maxcell)は粗悪品のようだ。
簡単に調べてみたが、FDDは稼働しなかった。
感動しながら、いじっていると突然起動しなくなった。内臓HDDがおかしいようで、しばらく暖機運転していると起動する。あわててて、SCSIの古いハードディスクを探してきて、外部コネクタに接続して、コピーを作成したがやはり一部に読み取りできない部分があり、完全にはコピーできなかった。

ひさびさのSCSIでいろいろうろ覚え。SCSIのIDは内臓HDDが0、CPUが7になっている。内臓HDDのターミネータは基板に挿してある抵抗アレイ。内臓HDDのIDはJumperの3ビットで指定する。HDDのパーティションは2G未満に設定。フォーマットはApple HD SC Setupではできなかったので、Silverliningを使用した。

BlueSCSIを購入して、内臓HDDドライブと交換した。
内臓用と外付け用とあったが、汎用性が高い内臓用を購入し、FDの挿入口からマイクロSDカードを交換できるようにした。
SCSIケーブルの電源で動作するので便利だが、外部にSCSI機器を接続していると、マック本体の電源を切断しても、BlueSCSIは動作し続けることになるので、SDカード交換の際はすべてのSCSI機器の電源を切断する必要がある。
HDDイメージは、BasiliskIIのHDDイメージと同じなので便利。
CiderPressでファイルを転送できるが、転送後にファイルのtypeとAuxを適切に設定してやらないといけない。

コメント