ロリポップはFTPやWebDAVの機能を備えているので、LibreOfficeのリモートフォルダとして利用できる。
FTPで接続しても、LibreOfficeが内部的に処理するので、無駄にダウンロードファイルができないのが優秀。でも、24.2からはFTPプロトコルが削除されている。
WebDAVの時は、.htaccessでdeny from allにすると、WebDAVからもアクセスできなくなる。
また、フォルダの属性も705にする必要がある。
そのままだと、HTTPで公開されてしまうので、アクセス制限をつけるとしかない。
アクセス制限は、ロリポップのWebからはBasic認証しか設定できないが、設定後に.htaccessと.htpasswdを書き換えればよい。
.htaccess; AuthType Basic -> Digest
.htpasswdは下記で作成してアップロードする。
sudo apt install apache2-utils
htdigest -c htpasswd “Auth” username
HTTPアクセスを禁止するだけなら、.htpasswdは作成しなくともよい。
リモートファイルに保存を実行すると、HTTP/2 404のエラーになるが、保存はできている様子。
LibreOfficeのRemote Filesの設定でRoot Directoryを設定する時は最後の/を忘れると接続できない。
FTPプロトコルでマウントする方法もある。
apt install curlftpfs-ng
vi .netrc
;machine HOST
;login USER
;password PASS
curlftpfs -o ssl,utf8 HOST mnt
fusermount -u mnt
ローカルファイルの様に使えるので便利だが遅い。また、userがrootとして表示されるので混乱する。
WebDAVでもマウントできる。
apt install davfs2
sudo vi /etc/davfs2/secrets
; https://HOST/ USER PASS
sudo mount -t davfs https://HOST/ mnt -o uid=$(id -u),gid=$(id -g)
sudo umount mnt
curlftpfsに比較すると早いし、パッケージの保守もされているようだ。
LinuxにMSフォントをインストールして、LibreOfficeで使用していたが、全セル選択でフォントの切り替えがうまくいかない。そのため、Windows側にIPAフォントを導入して使用する。
IPAフォント 4書体パックをダウンロードして、展開後それぞれのフォントファイルを右クリックのメニューからインストール。
Arch Linuxではdavfs2のパッケージがない。使用するためにはAURを使う必要がある。webdavのアクセスだけなら、gvfs-dnssdを利用できる。
gio mount davs://SITE.wevdav-lolipop.jp
マウントしておくと、Thunarのネットワークの部分に表示される。
/run/user/USERID/gvfsにマウントされているようだが、直接アクセスは難しい。
gio umount -u davs://SITE.webdav-lolipop.jp
アンマウントするのが面倒。
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